一般的にコーチングとは、コーチとクライアントとの対話によって「自己実現」「目標達成」を図る技術のことをいいますが
その中でもMiraCreaでは、クライアントのメンタル・潜在意識の部分に焦点を当て
クライアントの望みを実現するメンタルコーチングをおこなっています。
ご存知の方も多いと思いますが、人の心は顕在意識(表面意識)と潜在意識(無意識)の二つで成り立っています。
潜在意識の力は顕在意識に比べて圧倒的に強い力を持っており、
学術的にも人の潜在意識(無意識)というのは顕在意識の10〜200倍の力を持っていると言われています。
つまり潜在意識(無意識)の力を味方につけるということは、あなたの望みを実現させるための大きなキーポイントだということです。
最近では潜在意識(無意識)をテーマにした様々な本が流行していますので、なんとなく聞いたことがある・知っているという方も多いかもしれません。
しかし、知識として持たれているのと実際に実践できるかどうかというのとではまったく話しは違ってきます。
それはまるでスポーツの理論はわかっていても実際の身体はまったく思い通りに動いていないのと同じようなものです。
頭の中に増えていく知識を単なる知識で終わらせるのではなく、実際に潜在意識を望む状態に変化させていく方法を身につけて頂くのがMiraCreaのおこなうメンタルコーチングです。
心全体を船に例えるとしたならば、「顕在意識はたった一人のキャプテン」であり「潜在意識は200人以上いる乗組員」のようなもの。
実際に船を動かしているのは乗組員ですが、その乗組員はキャプテンの指示に忠実に動いてくれます。
しかし、キャプテンであるあなたの顕在意識が実際にどのように乗組員である潜在意識に向けて指示をだしているのか。
それを自分自身で正確に把握している方はなかなか少ないのではないでしょうか。
そして出したくないネガティブな指示をだすのが癖になっている。そんな方も多いかもしれません。もちろんそれら全てには理由がありますのでその理由も探り解決していきます。
トレーナーはそのような人間の潜在意識・心の本質を深く理解しサポートをするプロフェッショナルとして
あなたをあなたの望む状態に導くサポートをしていきます。
「イメージを変化させることによって人は変わる」
潜在意識の変化という観点から私のエピソードを一つお話ししたいと思います。
実は私は小さい頃から人前に立つことを大の苦手としていました。
そのきっかけは私が4歳の頃、親の転勤でシンガポールに引っ越し、現地のアメリカンスクールに通うことになった時のことでした。
引っ越した当時は当たり前ですが英語を全く話せず、ましてや「外国人ってなに?」というくらいのレベルだった子供の私でしたが、転校初日にクラスメイトの前に立ち自己紹介をすることになりました。
もちろん全て英語でのやりとりですので先生に聞かれても何も答えられず、30人ほどの前でただただ茫然と立ち尽くすことしかできなかった体験を今でも鮮明に覚えています。
それ以降人前に立つというだけで心臓がバクバクして声も身体も震え、周りから「あいつ大丈夫か?」という目で見られてそれはそれはとても大変な症状を抱えていました。
それ以来、私の潜在意識の中には「人前に立つ=危険」というイメージが強く残り、そのイメージの影響によりどんな時も人前に立つだけで身体を硬直させていました。それはまるで催眠術にでもかかったかのように。。。
「もうこれはどうしようもないんだ。変わることはないんだ。」とほぼ諦めていた私でしたが
脳の取り扱い説明書とも言われるNLP(神経言語プログラミング)を学び、そして人間の本質を追求していく中で、私の中に合った恐怖のイメージは大きく変化していきました。
人は体験によって変わります。体験によって潜在意識は変化していきます。
そしてその体験は自分自身で作り出していくことができるのです。
それは時にイメージワークを通して、時には行動を通して体験を作り出し、
頭の中にあるイメージ・信念を望むものに変えていきます。
それによって私は人前に立った時でも平静を保てるように変わっていきました。
今となっては数百人の前で講演をさせて頂くようになったり、企業研修の講師をさせて頂く機会を頂いたりと
昔の私を知っている人から見たら信じられないような話しかもしれません。
人(潜在意識)は「小さな勇気(成功体験)の積み重ね」と「新たな気づき」によって変化していきます。
是非あなたが「あなたの望みを実現させるため」にメンタルコーチングを利用してください。
自分の中にある力を眠らせたままにしておく必要はありません。
そしてもう一つは実際にスポーツ選手におこなったメンタルコーチングのお話しです。
その選手は大きな大会になると大きなプレッシャーを感じ、普段勝てる相手にも苦戦して負けてしまうなどメンタル面でとても強く葛藤を抱えている選手でした。
それを練習量で頑張って補おうとして努力を続けるのですがやはり大きな大会になると普段のパフォーマンスがだせない。どうしたらいいのかわからないという相談で来てくれました。
実際にこういったケースで来られる選手は多くいらっしゃいます。
特に「何が何でも勝ちたい!勝ちたい!」という気持ちが強い選手であればあるほど勝ちたいという気持ちと同時に「負けたらやばい、負けたらどうしよう」という気持ちも強く働き、必要以上に負けることを恐れ、その恐れに強く焦点が当たると身体は硬直していつもと違う動きになってしまうのです。
顕在意識では「大丈夫」と考えていても潜在意識では「怖い怖い」と恐怖を感じています。
まさに心と身体が空回りしているような状態です。
一見メンタルを強くするというとポジティヴなことばかり考えることが大事なのではないか、ネガティブなことは考えてはいけないという印象をお持ちの方も多いと思いますが実際は少し違います。
本当に大事なことは、自分が今恐れを感じていることネガティブに感じていることときちんと向き合い、その必要以上に恐れてしまっているイメージを変化させて手放していくことなのです。
この選手もコーチングを進めていく中で自分の見たくないネガティブな部分つまり「負けるのは絶対に悪いこと・いけないこと」と必要以上に固く強く持っていたイメージを少しずつマッサージのようにほぐして手放していきました。
必要以上に悪いことと捉えていた思い込みを手放せた時、大きな大会を迎えたとしても恐れに囚われない状態で試合に挑むことができ、自分の望みである勝つことにだけエネルギーを集中し、最高のパフォーマンスを発揮することに繋がっていったのです。
試合後その選手は、「大きな大会で普段ならプレッシャーで身体が硬くなっていたのに、今までにないくらい良いプレーができた」と話してくれました。
人はそれくらい心と身体がきちんと噛み合うと自分の最高のプレーを発揮することができるようになります。
身体の準備をする選手は多いですが、心の準備はしていない。と言うよりは準備の方法を知らない選手がほとんどというのが事実です。
身体と心の準備が両方出来ていれば必ず良いパフォーマンスを発揮することができます。
それほど自分の心を変化させていくことは身体を鍛えることと同じくらい必要で重要なことだとおわかりいただけるかと思います。
さて、今のあなたの叶えたい願い・望みは一体どんなものでしょうか?
それがどんなものであれ、あなたが望めばそして潜在意識にしっかり働きかけることができれば
それは叶う可能性を秘めたものです。
その潜在意識へのアプローチと実際に叶えていく体験をメンタルコーチングでは提供します。
決して根拠のない理論や中身を提供するものではありません。
実際のコーチングセッションではこのようなクライアントそれぞれが持つ
イメージや観念の変化を対話やイメージワークなど様々な手法を使い、おこなっていきます。
NLP(神経言語プログラミング)の技術を使った視野の拡大による気付きを促すワーク、
潜在意識に直接働きかけるイメージトレーニング等、決して決まった形ではなくその人に合わせた形で進めていきます。
価値観を押し付けるようなことだったり、何かを強制するようなことも決してありません。
クライアントの視野が拡大していくことで、自然にクライアントの中から新たな気づきが生まれ、
それによってイメージ・観念(潜在意識)がクライアントの望むものへと変わっていくのです。
メンタル・潜在意識は目に見えづらくてわかりにくいものと捉えられがちですが、目に見えない潜在意識の変化はやがて100%目に見える形となって現れます。
その人自身が変化したとはっきり認識できるようになり、その変化の先にあなたの望みや願いが現実的に目に見えるような形となって手に入るのです。